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目が回る

ここでは三半規管などの異常が原因の回転性めまいについてまとめています。

三半規管などの異常で起こる回転性めまい

立っているだけなのに目が回るような症状は回転性めまいと呼ばれます。遊園地でコーヒーカップに乗って目いっぱい回ったあとの状態、といえばこのめまいの症状は、おそらく誰もが想像できるものでしょう。その感覚が何の前触れも無く起こるのです。

回転性めまいの原因として考えられるのは、耳の中で炎症が起きていることがあげられます。人間の耳の鼓膜の内側には、三半規管という平衡感覚を司る部位があることはみなさんもご存知でしょう。また、その近くには、脳に平衡感覚を伝える前庭神経という神経が通っています。

これらの神経や器官に炎症など、何らかの異常が起こると、脳に正しい情報が伝わらなくなり、結果、回転性めまいが発生するのです。

この回転性めまいにも症状が軽いものから深刻なものまであり、発症の原因も微妙に異なります。

中には危険な病気が原因となる場合も

回転性めまいに分類されるものの中に良性発作性頭位めまい症という症状があります。

これは三半規管の中を満たしているリンパ液の中に、耳石と呼ばれるカルシウムの塊が混入することで起こるといわれています。長くても数十秒で治まる場合が多く、場合によっては自分で頭を動かすことで、原因である耳石を取り除くことができます。

一方、深刻な回転性めまいの原因としてあげられるのはメニエール病があります。

メニエール病は三半規管のリンパ液が必要以上に増えることで起こると考えられており、激しい回転性めまいと難聴、耳鳴り、耳の閉塞感が同時に襲ってきます。また、一旦治まっても、再発する可能性もあるため、安心できません。

また、激しい頭痛を伴う、意識障害や感覚障害、呂律が回らないなど、症状が少しでも重いと感じたら、脳に関わる病を疑いましょう。これらは脳出血脳梗塞などの症状と見られるため、一刻も早い病院での診断が必要となります。

ここにあげた以外にも回転性のめまいに分類されるものは多くあります。もし今、めまいでお悩みでしたら、いち早く病院での診察を受けてください。

具体的な対処法は?

吐き気を伴うため、不安になり、冷静でいられなくなる回転性めまい。一番の対処法は頭を動かさないことです。

ほとんどの場合は、三半規管にある耳石が原因となるため、しばらくゆっくりと過ごすことで症状は改善されます。
反対に、頭を動かすことで耳石を動かし、軽減させることも可能ですが、悪化しかねないため自分の判断でやる際は注意が必要です。

また、普段からの予防策として、

  • 喫煙を控える
  • 塩分・水分過多にならないように注意する
  • カフェインを控える
  • 油っこいものを食べ過ぎない
  • 首周りのストレッチ
  • 頭を回し、三半規管を鍛える

などが、あげられます。

耳石が原因となる場合が多いとはいえ、たとえ病院で診察されても、めまいの原因がわからないことが多々あります。そんなときはサプリメントや漢方薬を試してみてはいかがでしょうか。

日常生活用に漢方・サプリを持っておくと安心

目が回る回転性のめまいの場合、しばらく動けない状態になることもあります。このような症状がある場合はできるだけすぐに病院を受診して対策をとることが大切なのですが、日常生活用にめまいに効果的な漢方やサプリを持っておくと安心できるでしょう。

自宅で飲むもののほか、外出先で急なめまいに襲われた時のために持ち歩くタイプの商品を選択するのも良いですね。しばらく何もせずに状態が改善するのを待つ方法もありますが、状態が改善するまでに時間がかかってしまうことも…。 頭を動かさないことが大切だとご紹介しましたが、外出先でめまいが出現し、すぐに移動しなければならないようなケースでは長時間安静にしているのは難しいですよね。漢方やサプリであれば、日常的にを取り入れつつ、外出時でもすぐに取り入れられるので安心できるのではないでしょうか。

めまいが恐くて外出するのをためらってしまう方もいますが、そういった方の心のサポートにもなるでしょう。

知っておきたい回転性めまいの種類

メニエール病

回転性めまいの中で最も多い症状としては「メニエール病」が挙げられます。

メニエール病の原因は、耳の中に存在する「内耳」の内リンパ液が増え、内耳が腫れあがって膨張状態になっているということです。

この内リンパ液がなぜ過剰になるのか、原因ははっきりとは分かっていません。しかし内耳が膨張することによって耳鳴りや難聴、回転性めまいなどのさまざまな症状が現れてきます。

メニエール病による回転性めまいの特徴としては、自分自身もしくは周囲の景色が回転しているように感じるものと、耳の閉塞感や耳鳴りなどをともなう場合の2種類が考えられます。

どちらも30分程度から数時間まで発作が続き、何度も発作を繰り返すという特徴があります。

メニエール病は内耳にリンパ液が増えることによる「内リンパ水腫」になることによって起きる病気です。内耳が水ぶくれを起こしている状態のことで、

内耳の水ぶくれが起きる原因としては、ストレスや睡眠不足のほか、疲労などが考えられます。

内耳には聞こえに必要な細胞が集まっている「蝸牛」と、平衡機能をコントロールする三半規管・耳石器が存在していますが、これらのどちらかに水ぶくれが出ることによって、回転性のめまいが生じます。

めまいの強さも水ぶくれの程度によって、ぐるぐると回転するような激しいものから、雲の上を歩くような軽いものまでさまざまです。

メニエール病によるめまいには厳密な診断基準があるため、耳鼻科で精密検査を受けながら経過観察を続けることが推奨されています。

突発性難聴

回転性めまいをともなう症状に多くみられるものとしては「突発性難聴」も広く知られています。こちらもメニエール病と同様に原因がはっきりと分かっていない疾患の一つです。

突発性難聴は突然片側の耳の聞こえが悪くなるという特徴を持っています。40代から60代にかけての中高年期に多くみられ、3000人に一人の割合で発症すると言われています。

突発性難聴の場合、いつ頃発症したのかわかるのが特徴で、突然聞こえが悪くなったとはっきりと自覚することが可能です。同時にめまいも併発するため、明らかな体調不良として認識することができます。

突発性難聴における回転性めまいは患者さん全体の約3割とされ、めまいは一時的なものとして繰り返すことはありません。

ただし突発性難聴の場合は、発症してから一週間以内の治療が必要不可欠とされています。早期治療が最も望ましく、二週間以上遅れる場合は予後が悪くなってしまいます。

突発性難聴は耳が軽く詰まったような軽症のものから、まったく音が聞こえなくなる重症まで個人差があります。

難聴以外の症状としては、目の前や景色が回る回転性めまい、吐き気などが特徴ですが、「ブーン」といった耳鳴りを生じたり、反対に「キーン」というような金属音が鳴る場合もありあす。

突発性難聴は内耳に存在する蝸牛の、音を感じるための神経細胞(有毛細胞)に障害が起きることによって発症しやすくなります。

原因としては過剰なストレスによる蝸牛の血流の阻害、そしてそれにともなって神経細胞への栄養が行き渡りづらくなることが考えられています。

聴力検査によって難聴の程度が判別できるため、聴こえづらさを感じたらすぐに耳鼻科を受診するようにしましょう。

外リンパ瘻

外リンパ瘻は内耳もしくは中耳に脆弱な部分があり、そこへ外の力が働くことによって発症します。骨折などの衝撃によるもの、もしくは奇形にともなうものと2種類に分けることができます。

外リンパ瘻でも難聴や回転性めまいなどを発症することがあります。

こちらも難聴の症状を緩和するために、安静状態を保ちながらステロイドなどを使った保存療法を早期に開始する必要があります。

保存治療で完治がみられない場合や、逆に症状が悪化するケースでは、瘻孔閉鎖術や内耳窓閉鎖術などの外科的治療を行います。

外リンパ瘻は先天的な奇形によるもののほか、後天的な原因として重いものを持ち上げたり、海に潜る、トイレでいきむ、頭部や鼓膜への外傷など、中耳圧が急激に上昇する状況で引き起こされます。

飛行機に乗る、鼻を強くかむなどの日常的な行動や動作についても外リンパ瘻を引き起こす場合があり注意が必要です。

回転性めまいや耳鳴りなどを発症するため、突発性難聴やメニエール病などの症状によく似ているため、誤診されやすい病気として知られています。

対処法としては、入院安静にて自然に穴の開いた部分が閉鎖するまで待つ方法(保存的療法)と手術療法の2種類がありますが、リンパ液の漏れが停止しても聴力や耳鳴りが改善しないケースも多いとされています。

脳腫瘍

人体が平衡感覚を保つためには、耳の三半規管や耳石器、前庭神経、脳幹、視床、大脳皮質などさまざまな部位が関わっています。

これらの部位のうち、脳に腫瘍が生じる脳腫瘍については、ゆっくりと大きくなっていく病気であるため、突発的に回転性めまいを生じるケースは起こり得ないとされています。

回転性めまいを生じるケースとしては、脳内の平衡感覚を司る神経経路に腫瘍が拡大しているケースとされ、早期に検査・治療を開始する必要があります。

めまいが続いたまま治まらない場合には、脳内の状態を検査して、腫瘍の位置や大きさなどを確認しなければなりません。

脳腫瘍が発生すると、大きく分けて3つの症状をきたす可能性があります。まず、頭蓋骨に覆われた内部の圧力が高まることによって、頭痛や嘔吐、傾眠などの「頭蓋内圧亢進症状」が起こります。

次に、脳腫瘍によって直接圧迫された部分の機能が障害を受けることで、視力障害や視野障害、回転性めまい、運動麻痺などの症状が起きることがあります。

3つめの症状としては、脳の一部が異常興奮を起こすことによるてんかんなどのけいれん発作です。刺激される部位によって片方の手や足が震えを起こしたり、言葉が話せなくなるなどさまざまな症状が現れます。

3つ目のけいれん発作については、脳全体に神経細胞の興奮が広がると意識の消失や全身発作を招くおそれがあります。

脳出血

回転性めまいの症状は、脳内に起きる脳出血などによっても引き起こされる場合があります。

脳出血は「脳卒中」という呼び名でも知られていますが、脳出血によって平衡感覚を司る経路に障害が及ぶと、回転性めまいの症状が発症します。

特徴としては20分から30分の間、もしくは2~3時間ほど続くことがあり、めまいの程度は脳出血が起きた部位によって異なります。

平衡感覚が集まっている脳幹部の「前庭神経核」に障害が起きると、非常に強い回転性めまいが起きると言われています。大脳皮質の場合はめまいの症状は比較的軽度となります。

脳卒中による回転性めまいの治療については、めまいそのものではなく脳卒中の治療によって改善します。

早期発見・早期治療が予後を左右するため、すみやかに医療機関を受診することが大切です。

脳出血は脳梗塞やくも膜下出血と併せて「脳卒中」という総称でも知られています。前触れとなる自覚症状がほとんどないため、定期的に検査を受けて健康を維持することが大切です。

脳出血の症状としては、手先や足先のしびれがもっとも多くみられますが、まれに回転性めまいの症状がみられる場合もあります。

脳出血における回転性めまいは、ほとんどの場合内耳の三半規管もしくは前庭機能が障害を受けて起こるケースがほとんどですが、脳卒中の可能性も1割程度は考えられています。

一時的に収まるため問題ないと誤解しやすいのですが、収まった後でも再発の可能性があるため、脳神経外科や神経内科の専門医を受診し、脳卒中の可能性がないことを診断してもらうと安心です。

更年期による回転性めまい

更年期症状の一種である「めまい」には、目の前が回って見えるような「回転性めまい」の症状が現れることがあります[1]。

めまいには「浮動性めまい」と「回転性めまい」がありますが、立っている時にバランス感覚を失くしてぐらぐらしたり、仰向けになった時に天井が回転しているようなめまいは、回転性めまいとして考えられます。

回転性めまいは、更年期障害の程度や持病の有無によって程度が変わります。船酔いをしているように感じる強いめまいもあれば、軽く目が回るものまでさまざまです。

早ければ30秒程度で収まりますが、症状が頻発したり、耳鳴りなど他の症状が強く出るようであれば専門医の受診をおすすめします。めまい自体は一過性でも、メニエール病や高血圧症など他の病気が隠れているおそれもあります。

更年期は、女性ホルモンのバランスが大きく乱れる時期です。更年期を迎えると、女性ホルモンの分泌量が急速に減っていき、脳が女性ホルモンを出すように指令を送ります。

ところが更年期には女性ホルモンが減少し続けるため、脳が「指令を出してもホルモンが出なくなった」と混乱し、視床下部と呼ばれる部位が自律神経をうまくコントロールできなくなっていきます。

自律神経の乱れは、めまいをはじめとするさまざまな更年期症状を引き起こします。特に血管運動に関わる機能に障害を起こしやすく、体が冷える一方で顔が火照ったり、血圧が急激に上がったり下がったりを繰り返します。

めまいも代表的な更年期障害の一つですが、よく似たものに「立ちくらみ」なども挙げられます。こちらもバランスを失って転倒するなどのリスクがあり、回転性めまいと同様に、無理に動こうとせず安静に過ごすことが第一です。

更年期に気を付けたいこと

更年期は体にさまざまな症状が現れますが、同時にホルモンの減少により血圧が上がりやすくなり、生活習慣病などのリスクも潜んでいます。

この時期には食生活を見直して、自律神経に良いミネラル類やビタミンなどをしっかりと摂り、飲酒や喫煙などの習慣を減らして、健康的に過ごすことをおすすめします。

一方で、体が疲れている時は無理に運動をしない、体を冷やさない(冷たい飲みものや食べものを避ける)など、トータルで健康面に注意を配っていきたいところです。

また、体の不調を感じたらすぐに病院を受診するようにしましょう。ホルモンバランスが乱れるとさまざまな症状が起こるのですが、中にはホルモンとは関係のない病気が併発している場合があります。

自律神経が乱れてくると精神的にも不安になり、今まで以上に心が落ち込みやすくなったり、イライラすることもあります。そのような症状については対症療法として、ホルモン補充療法や精神科での安定剤の処方などを受けるようにします。

回転性めまいには、更年期障害とは別の「平衡障害」が関わっていることもあります。この場合は耳鼻咽喉科や脳神経外科などを受診し、平衡検査などを行って正しく診断を受けることが大切です。

更年期障害に対しては、ホルモン補充療法のほかにも漢方治療などが行われています。サプリメントを使って、自分自身で予防をすることもできます。

しかし平衡障害などの病気については、それらの治療では改善しないケースも少なくありませんので、やはりいくつかの病院を受診して、症状の根本を突き止める必要があるでしょう。

回転性めまいに加えて急な火照りや寒気、あるいは発汗などを伴う場合は「更年期障害」と診断される可能性がありますので、まずは更年期障害を専門とする専門医の受診が必要です。

自宅では健康に留意し、食生活や生活習慣の改善によって、心身を整えていくようにしましょう。

【参考URL】

参考[1]:『更年期女性のめまい症状に対する検討』大和田聡子 山本 昌彦 鈴木 光也 吉田 友英 野村 俊之
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/115/5/115_534/_pdf

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